ロンドンでの新生活

ロンドンへ

すでにロンドンの生活ベースは妻がいるので問題ありませんでした。
帯同なので赴任費も妻の会社持ちで済みました。

SIMカード

ロンドンで一番最初にするべきことは「SIMカード」の選定です。
いくつかある通信会社の多くは住所証明(?)、一部の通信会社は英国銀行口座が必要なのですが、私の使っているgiffgaffは受け取り出来ればどこでもよい感じです。
(妻ははじめの1ヶ月ホテル暮らしでしたが、そこでもgiffgaffはSIM送付可能で使えました。)
しかも料金はTOP UP方式(1ヶ月間の通信容量3GBで10£、それ以上は追加購入するか、新しく1ヶ月分を払い直してやり直すか。他のプランもあり。)で自動TOP UPに設定しない限りは勝手に料金が請求されることもありません。
他社は調べていないのでわかりません。
当然ですが、日本の通信端末であればSIMロックを解除しておく必要があります。
また、英国の通信帯域(詳細はわかりませんが)に適合している端末でないと当然ながら通信はできません。
幸いにもiPhoneは世界各国で販売されているので、通信帯域の心配はありません。
私もSONYのXperia XZ2を使用しており、こちらも英国の通信帯域に適合している機種だったため、特に不自由ありませんでした。
問題は、初期設定(アクティベート)がネットで行うこと、SIMを入れてから通信できる設定にするのに自分でしなければならないこと、でした。
すでに生活基盤のある私では家からネットで設定を見れました。また、妻はホテルのWi-Fiで設定したようです。
こちらもgiffgaffの公式HPを確認してもらえればわかります。
アクティベートが終われば即使用可能で、£5のチャージもプレゼントされました。
ちなみに友人を招待すると一人につき£5のチャージが追加されます。

クレジットカード

次に「コンタクトレスクレジットカード」の作成です。
ほんと、どこへ行ってもコンタクトレスで決済、果ては公共交通機関のバスなんかは現金では乗れないという。(SuicaのようなOyster cardというのは存在しますが、都度入金しなければならないので面倒)
イギリスで作成したクレジットであればほとんど付いているのであまりカード仲介業者は気にせず。
私はBritish Airwaysのマイルがたまるということで、BAのクレジットです。
カード会社はVISA、MASTERが有力で、AMEXは半分くらい、JCBはほとんど使えない。(英国でJCBカードを作れるのかは謎)

運転免許証

身分証明書としての「Driving Licence」(運転免許証)の作成。
2019年8月現在は英国はEU圏内ですので、ばっちりEUでも通用する身分証明書です。
日本で運転免許証を持っていれば、在英日本国大使館で英訳したものをもらい、その辺のPost officeにあるDVLA申請書に必要事項を記入して添えて送ればOKです。
ただし、きちんとした手続きを踏まないと「日本の運転免許証が返還されない」ということがあるようです。
幸いにも私は英国のDriving Licenceが届いて4ヶ月ほど経過してから日本の運転免許証が返還されました。
手続きについては在英日本国大使館で丁寧に教えてもらえます。
ちなみにこのDriving Licenceは「住所が確定してから」申請する必要があります。
理由は後程。

銀行口座開設

あとはイギリスの銀行口座開設ですね。
こちらはクレジットとも連動してることですが、日本の銀行への振込は海外送金扱いになるので手数料がガッツリ取られます。
なので夫婦間とはいえお互いの銀行口座を持っているに越したことはない、ということで開設しました。
開設した銀行はMonzoというアプリメインで通帳のないところですが、申請時に動画を撮って送り、きちんとキャッシュカード(デビットカード)が送られ、このカードにもコンタクトレスがついております。
また、個人名義の口座ではありませんが、妻の口座からやり取りできる家族カードも作成しました。
こちらは妻の証明と申請者の証明が正しく、また同じ住所に住んでいることが証明されなければならず、他の帯同者で申請を諦めた方もいらっしゃったようです。
私は前述の通り、Driving Licenceを英国のものに書き換えており、そこに住所の記載がされているため、住所の証明は容易にできました。
ちなみにこちらの銀行はNatWestで英国では大手の銀行になります。
こちらのキャッシュカードにもコンタクトレスがついております。

コミュニケーション

海外赴任経験者はその国の言語をある程度マスター出来ているかと思います。
しかし、帯同で行く場合、赴任者本人の言語評価とは関係なくついていくわけで、私は英語がほとんどしゃべれませんでした。
大学時代に英語の単位を落として留年したくらいです。
渡英当時の私はTOEIC 450点程度で、義務教育を終えたら取れるくらいのレベルでした。
それでも生活できるのは

  • とりあえず発音する。
  • 堂々とする。
  • 伝えたいことがあることを伝える。
  • わからないことにYesと答えない。
  • 会話が終わったらThank you. Have a good day(evening). see you later(soon).を言う。

これをするだけで随分変わります。
あとは聞き取れるように慣れるだけです。
会話のパターンも数種あれば対応できます。
(誰かと議論したいなら別ですが…)
Vocabulary(語彙力)については英英辞典か誰かとの会話で増やすしかありません。

普段はFlat(マンション)のPorter(常駐の管理人的な人、部屋のオーナーは別にいて、マンションの管理会社が雇っている)と話をする程度なので、きっと話を合わせてくれているのでしょう。
意外とロンドンの街中には英語が母国語でない人たちも多く、日本人が考える英語達者な人は外見が英語しゃべれそう、という先入観です。
日本語でも方言があるように、英語にも訛りがあります。
それがきつくなれば当然聞き取りづらくなります。
(英語教師はそれでも聞き取っていますが…)
よくイギリス英語とアメリカ英語の違いが本や動画等で紹介されていますが、そんなものは気にしないほうがいいです。
とりあえず意思を伝えるのが先、違いを理解するのは慣れてからで十分です。
生の英語は文法通りでもありません。状況では身振り手振りと片言の単語の方が伝わったりします。

最低限人としてのマナーさえ守れば後は教えてもらえばよいのです。
郷に入っては郷に従え、の通りしていれば大丈夫です。

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