日本との違い

英国、ロンドンに来てからは色々と日本と違うことで生活スタイルを変えることがありました。
そもそも社会人から専業主夫なので、仕事に行く時間とかそういうプライベートな話は除こうと思います。

支払い

スーパー、コンビニの様な小店舗、バス、地下鉄など、ほとんどの支払いはクレジットカードです。
クレジットカードの種類で通用するのは
VISA>MASTER>>AMEX>JCB
ですかね。
DinersはJCB以下の気がしますが、持っていないので気にしたことがありません。
銀聯もちらほら見かけます。

このクレジットカード、店舗に表示があるのに使えないことが多々あります。
VISA or MASTERについてはあまり気にしなくてよいのですが、AMEX or JCBについては実際に決済しないとわかりません。
しかし、店員は使えないカードであっても
「とりあえず差してみて」
って言ってくるので店舗側も把握していなかったり。
(客のカードが止められている可能性もあるのでそう言っている可能性もある)
あと、クレジットカードやデビットカードに必ずと言っていいほどコンタクトレスがついています。

こんなマークがクレジットカードについていたらコンタクトレス対応です。

支払いはこんなマークのところへタッチすれば済みます。

非常に便利な反面、署名やPIN(暗証番号)を入れなくて済むので盗難時にセキュリティの問題があります。
私のAMEXカードで£30以上だとコンタクトレスの支払いができないといった対策もカード会社で用意されています。

一部店舗では£10以下の支払いはカード不可とか書かれているときがあります。
そういう時は現金で支払いましょう。

ちなみに、スコットランドとイングランドで紙幣のデザインが違います。
ウェールズとノーザンアイルランドは見たことないのでわかりません。

道路

海外の道路は車が右側!というイメージのある方が多いでしょう。
しかし、英国は日本と同じで車は左側を通ります。車のハンドルも右側です。
何が違うか、というと、歩行者優先横断道路があります。
白黒ポールに黄色の点滅する玉がついた横断歩道です。

この左に立っているポールがそれです。

これがあるところで歩行者がいると、後ろにどれだけ車がいようが、速度を出していようが、車は止まらなくてはならないのです。
ちなみにビートルズ(Beatles)で有名なアビーロード(Abbey road)はこのポールの立っている横断歩道なので、観光客が周りに立っていると車が渋滞するという。
(クラクション鳴らされます)
あと、車のクラクションは常日頃鳴っている、という印象です。
少し信号発車が遅れた、割り込んできた、遅い、歩行者が信号守らない、などなど、原因は様々ですが、よく鳴ってます。
サイレン(緊急車両)も、交差点までは鳴らして、通過したら消すとかやってるので、交差点周りは楽しいです。

歩行者についても、赤信号守るのは観光客くらいで、わざわざ道路に車の来る方向が矢印で書かれており、右からくる場合は「LOOK RIGHT WAY→」、両方の場合は「←LOOK BOTH WAY→」とか横断歩道に書いてます。

薄切り肉なぞ、ほとんどの店には置いてません。
必要な場合は薄切り肉を取り扱っているブッチャーや韓国系スーパーへ出向かわないと、自分で切る羽目になります。
とはいうものの、自分で切る薄切り肉なんて信用ゼロなので必要であれば販売している店舗を探すしかないです。
個人的に知っているロンドンで薄切り肉を扱っている店は

Japanese sliced meatsとかあります。

New Malden(韓国人街)にある韓国系の肉屋です。

こちらも韓国系スーパーです。中華系や日系の食品もあり、特に冷凍食品やインスタントラーメンが豊富。

プリヒル姉さんが紹介していた肉屋。薄切り肉は要予約(事前注文)だそうで。

あと、ラム肉が美味しいです。
豚肉は日本の方が美味しいです。
牛肉はサシが入っていないので赤身好きな人は良いかも。
ターキー肉が普通に売ってます。
胸肉、もも肉(骨付き)、ミンチなど。

スーパーで薄切りの生肉(豚)が売ってある場合は要注意。
それ、ベーコンです。
こちらでは普通に生のベーコンが売られています。
しかもかなり塩気がきついので、そのまま焼くとしょっぱいです。
スモークしてあるのとしていないのと売られているので、お好みで。

絶望です。
ロンドン市内ではプリヒル姉さんのところくらいでしか刺身を安心して食べられるところは見つけてません。
他にいい店あったら教えてください!

このプリムローズヒル店がプリヒル姉さんの働いている店です。
プリヒル姉さんは日本語のサイトもあるのでそちらから連絡可能。
ロンドンのプリムローズヒルの魚屋「プリヒル姉さんのブログ」

タワーヒル(Tower Hill)のすぐ近く。職場が近い人は多いのでは?
ここのカキ(Oyster)、ホタテ(Scallops)は生食可。

あとはBillingsgate Marketへ行って自ら魚を調達して自分で捌くか。

酒は好みが分かれますが、日本との比較をします。

日本酒

日本ではド定番ですが、英国では店舗で出るのは日本食を売りにしているところだけ。
しかも結構高いです。
日本食材屋で4合瓶が£20(約2,600円:£1=130円換算)超えるなんて当たり前。
英国滞在が旅行であれば飲まなくてよいです。

焼酎

日本酒より貴重かもしれません。
度数が高いと関税も高くなるので仕方ないところはありますね。

ビール

英国のビールは基本Ale(エール)で、常温に近い(夏は若干冷たく、冬はぬるく感じる程度)の温度で、あまり泡を乗せずに提供されます。
よくファンタジーものにも出てくるヤツです。
日本のビールは主にLager(ラガー)やPilsner(ピルスナー)と呼ばれる種類で、あっさりとしてのど越し重視、苦みもそれなりになってます。
隣のアイルランドの有名なGuinness(ギネス)はStout(スタウト)と呼ばれる黒く芳香が豊かなビールです。どこのPubにもあります。

で、Aleにも様々な種類があります。

  • India Pale Ale(IPA)
  • Pale Ale
  • Brown Ale
  • Kentish Ale
  • Golden Ale
  • Irish Ale
  • Red Ale
  • Scotch Ale
  • Amber Ale

私が見つけただけでもこれだけありました。

厳密な分類では同じものがありそうですが、どれも私の好みの味で、強いて言うのであればIrish Cream AleのKILKENNYというアイルランドのビールが好きです。

IPAは昔インドまで運ぶために、腐敗を防止する目的でホップを強めに入れた、苦みが強いエールです。
Scotch Aleは初めて飲んだ時に感動を覚えたビールでした。IPAがエールだと思って飲むと、こんなに苦みの少なく味のあるエールがあるのか!という感じです。
甘みがあったり、芳香が豊かだったり、意外と苦みが少なかったりします。
Pubではビールだけでおつまみ類を頼まずひたすら飲んでいる人たちも多いです。
(PubはPublicの略で、誰でもいらっしゃいということだそうです。とはいうものの、年齢は守りましょう)
あとは、Aleにシトラス系を入れていたり、スパイスが入っていたり様々な個性を作る工夫がされています。

ウィスキー

種類は果てしないです。
これも人により好みの分かれるものです。
ピートと呼ばれる独特の香りの元となる泥炭があるのですが、それを燻煙した香りの強弱であったり、そもそもピートを使わなかったり、様々な製造法があります。
生産地によっても分類されるほどで、近年ではJapanese Whiskyなんかも英国で手に入るようになりました。(とはいうものの、やはり日本で購入したほうが安いですが…)
値段も様々で、一瓶(70cl)で£10(約1,300円)から£16,000(約208万円:£1=130円換算)するものも…。

ジン

日本では英国のウィスキーが有名ですが、同じウィスキーの産地であるスコットランドではGin(ジン)も有名です。
近年では味付きのジンが多く出回ってきていますが、まだまだウィスキーに比べれば種類は少ないです。
また、ジンはロックで飲むというより、トニックウォーターで割って飲むのが主流です。(いわゆるジントニック)
ロンドンでも手軽に入手できますし、日本のジンなんかも売っていたりします。
日本人でも在英歴が長いとジンを飲む方がいらっしゃいます。

ワイン

英国産ではなく、フランスやイタリア、ドイツワインが多いです。
EU圏内の間は関税がかからず安いのですが、Brexitしたらどうなるやら…。
ワインはそれほど詳しくないのでアレですが、ワイン専門店もロンドン内にあります。

Berry Bros. & Rudd

私が行ったことのある店ですが、バッキンガム宮殿から歩いて行ける距離にあります。

シードル

Cidre(シードル)はリンゴの発泡酒です。シードルと言うのはフランス語のようです。
英国ではCider(サイダー)と発音するので、日本のサイダーをイメージしてお店に注文すると、お酒のサイダーが提供されますのでご注意を。
こちらも日本にいる頃はイメージありませんでしたが、ビールが苦手な人は結構注文しています。
Pubでもドラフトのシードルがあり、スーパーでも瓶の種類がたくさんあります。

チーズ

こちらのチーズは専門店があちこちにあるようです。
牛だけでなく、水牛、羊、山羊なんかのチーズもあります。

英国の水は硬水です。
石灰分が多く、フィルターを通して飲むのが普通となっています。
しかし、私はフィルターを通した水道水でも腹を下すので、ペットボトルの水を飲んでいます。
水道水はTap Water、ペットボトルの水はBottled Waterと言い、分けています。
店で注文する際に、Tap Waterはタダですが、Bottled Waterはしっかり料金取られます。
私はそのために、料理に使用する水もBottled Waterなので普段から水を購入して家に10Lくらいはストックしています。

石灰分が多いので、普通に水拭きするとLimescale(水垢)ができます。
電気ケトルの底にも多くのLimescaleができるので、たびたび酢で除去しています。

洗濯物をする際には、石灰分が邪魔をしないようにCalgonという硬水軟化剤を使用します。
まぁ、カルキ抜きですね。
青色の洗剤のようなもので、これを使用しないと洗濯物がガビガビになったり排水が詰まったりするそうです。
洗剤は洗濯物と一緒に、Calgonは上についている引き出し、柔軟剤も上の引き出しに投入しています。

風呂

英国では基本シャワーです。
バスタブのある家に住んでいますが、シャワーブースとは別の部屋にあるので普段はシャワーのみになりました。
日本の様に風呂だけでなく、バスタブの横にトイレがついており、床の排水ができないタイプなので、バスタブの中で完結しないといけないのが大変です。

とりあえずここらで。

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